よりよい世界を志し「新たな価値を生み出す人」になるための教育 :「グローバル市民意識」が芽生える4つのステップ

今、世界を見回してみると、問題が山積しています。これからを生きる人材は、山積する問題に振り回されるのではなく、問題を着実に解決し、よりよい世界を築いていくための能力が求められます。「流されるだけの人」から、自分の思いと向き合い、自ら「新たな価値を生み出す人」として生きていくことが重要になってくるのです。

そうした能力を開発するとして注目されているのが、「グローバル教育」です。グローバル教育は、ただ単に「留学する」「英語が話せるようになる」「海外に出かけていく」ことを意味するわけではありません。

もともとグローバル教育は、「世界をよりよくする教育」として生まれたもの。私たちが創り出したい未来のために、様々な地球規模の課題や、地域の課題を考えていくための教育、それがグローバル教育の目指すところです。

アルバート・アインシュタインは、「人の価値というのは、その人が何を与えられるかにあるのであって、何を得られるかにあるのではない」という言葉を残しています。自分が何かを得るための学びから、人に何かを与える学びへと、意識を切り替えてみてはどうでしょう。

今回は、グローバル教育の第一人者である辰野まどかさんをお迎えし、大きな地球社会の一員としての意識「グローバル・シチズンシップ」を育成するための教育について、じっくりと考えていきたいと思います。