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MBBC_15_coffee.jpgCoffee:シグリ(パプアニューギニア)
ウエストハイランド・シグリ農園/シティロースト(やや深煎り)

塩尻北インターチェンジ付近の住宅街の一角にある十色珈琲さん。以前友人からこちらの珈琲豆をいただいて味わったのですが、その時の感動が忘れられませんでした。4.5坪の自家焙煎珈琲豆専門店の店内は、シンプルで無駄なものが一切なく、それでいて店主 吉江(よしえ)さんの意識や愛着が隅々まで行き届いている居心地の良い場所です。けっして大きくはないお店だからこそできる心づかいと丁寧さを、接客にも焙煎にも感じられます。店内に座り試飲をさせていただいたのですが、吉江さんがポツリポツリと紡ぐ言葉にこちらが癒されるのでした。朝食と合わせていただくことを想定して吉江さんが選んで下さったのが、シグリでした。まろやかで優しい口当たり、控えめな苦みと穏やかな酸味。ストレートで飲むのに絶妙なバランスで、その軽やかな味わいは朝食にもぴったりです。ぜひお店にも足を運んで見てください。 

十色珈琲(トイロコーヒー) 自家焙煎珈琲豆専門店
塩尻市広丘吉田1152-1 / 電話 0263-86-4615 / 営業時間 10:30-19:00 / 定休 毎土曜日、第3金曜日
WEB → http://www.toirocoffee.com
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MBBC_15_breakfast.jpgBreakfast:The First Tea − 新茶 −

・たけのこと春キャベツのペペロンチーノ
・大葉と塩こうじ鶏のサラダ
・新茶とかぶのムース
・新野菜のポタージュ
・fiddleのパン:じゃがいものフォカッチャ、ドライフルーツのパン

「夏も近づく八十八夜…」八十八夜とは立春から88日目の頃、そして「新茶」とは毎年5〜6月頃に収穫される新芽・若葉を摘み取った茶葉のことをいいます。生命力に溢れた新茶は昔から「健康」「長生き」の縁起物とされ、一般に農作業の目安ともされているそうです。そんな春から夏に移る節目を感じながら、こんな朝ごはんはいかがでしょうか。
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MBBC_15_book.jpg本日の書籍紹介:川澄 巴里人さん(ラジオパーソナリティ

本日紹介する本は、ちょっと変わっていて、ニューヨークの定番ガイドブックなんです。

地球の歩き方編集室編『地球の歩き方ニューヨーク2016〜2017』ダイヤモンド社、2016年。

今日は、本の紹介というよりは、本に書かれていること、書かれていないこと、そして都市の魅力を自分の体験談を通してお話ししてみたいと思います。実は、去年日本に帰国するまで約20年間をニューヨークで過ごしてきました。このお話しは、寒いある夜のお話しです。

明け方バイトを終えて帰宅してしばらくすると、「ドスン!!!」というすさまじい音が窓の外から聞こえてきました。恐る恐る覗いてみると、下には女性が。しかも、苦しそうな声で「Help me」と言っています。大変だと、「911(米国の救急番号)」に電話して警察と救急車に来てもらいました。

20年ニューヨークに住んでいても、さすがにいきなり人が落ちてくるという経験はしたことがありません。少々不審がられながらも警察に事情を話し、なんとかその日を終えることが出来ました。

しばらくして、街を歩いていると、見覚えのある黒人女性がいました。あの時、窓の下に落ちてきた女性に間違いありませんでした。でも、何と声をかけていいのかわからず、結局声をかけずじまいでした。その後、近所で何度か、その女性を見かけるのですが、やはり声をかけずにいました。

時は過ぎて、日本に帰国することが決まったある日。再び、近所でその女性に出会いました。ここで声をかけないと、もう二度とで会うチャンスはないと、思い切って声をかけました。はじめは怪訝そうな顔をしていた彼女でしたが、あの時、救急車を呼んだのが自分だとわかり、二人はお互いにハグ。こうして、私の、ニューヨーク生活は幕を閉じました。

街には生活があって、ガイドブックに載っているものと、載っていないものがあります。実は、このMatsumoto BBCで本の紹介をするとなって生まれて初めてニューヨークのガイドブックを買いました。街には、ガイドブックに載っている種類の魅力と、載っていないような魅力の両方が詰まっていると思います。どちらが優れているというわけではないですが、どちらもニューヨークの魅力なのだと思います。
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Matsumoto BBC vol. 15 を終えて

今回の本紹介は、ちょっと異例な形でした。取りあげてくれた本も、『地球の歩き方』。そして、お話しはというと、ニューヨークでのある日のお話し。でも、最後まで聞いてみると、とても心温まるエピソードで、ちょっといい気分になった、そんな朝でした。

ガイドブックに載っている魅力と載っていない魅力。確かに、そのどちらも合わさって、街の魅力になっているのだと思います。松本にも、当てはまるはず。また、人と人との偶然の出会いっていいな、と改めて思った朝でした。

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