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MBBC_03_coffee.jpgCoffee:クオリティブレンド 華 −HANA−

コーヒー本来の持つ特徴がストレートに表現される、いわゆるシングルオリジンの豆も魅力的ですが、想いやこだわりの詰まったオリジナルブレンドを愉しむのもまたひとつ。今回は珈琲焙煎萩原さんの4種類のブレンドのうち「華」をセレクト。萩原さんで取扱いの全種類の中で一番浅煎りにしているという「華」。コーヒーは焙煎が浅い程、個性が出やすいのだそうですが、3種類の豆を独自の配合・焙煎でそれぞれのいいところを協調し合い、作った贅沢ブレンドです。香り・甘味・酸味がほどよく調和された「華」。ブレンドの種類も配合も焼き方も秘密…とのこと。気になります。多くの焙煎家のブレンドのように豆を煎ってから配合するのではなく、生豆状態での混合焙煎です。ちなみに「華」は萩原さんの奥様のお名前…。

新緑の季節、近くの草花や遠くの山の木々も夏に向かう準備をしているように感じます。人は、春を経て目覚めが良くなってくるものですから、どこかへ向かって気ぜわしく急ぎ始めます。でもそんな時、この珈琲-華-を口に運んで、いったん草花やそよ風のおしゃべりに耳をかたむけてほしい。そこからひと足ひと足 歩を進めたって遅くない。そんなことを思い、ブレンド華をご提供いたします。

松本市岡田にある「珈琲焙煎萩原」さん
~生産者の顔が見えるコーヒー豆~
取り扱っている珈琲豆は、店主萩原さんの師である〈有限会社 協立〉代表の川田長生氏が全て指定農園もしくは指定農協との直接取引で買い付け、厳選された上級等級・格付けの豆のみを使用。さらに全て低農薬・低化学肥料もしくは有機栽培で栽培され完熟豆のみを手摘みで収穫されていてまさに極上の高品質生豆です。その豆たちを萩原さんが情熱と愛情を注いで確かな技術で丁寧に焙煎されています。
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MBBC_03_breakfast.jpgBreakfast:Open(開く)

・おむすび2種
  山椒くるみ味噌の焼きおむすび→ レシピはこちらから
  ごまと梅おかかのおむすび
・出汁巻き卵
・菜の花の塩昆布&レモン和え
・新生姜のサラダ
・トマトの洋風味噌汁
・抹茶のパンナコッタいちごのソース

「OPEN」というテーマに、あえて反対語にも近い「お結び」をご用意します。すっかり暖かくなり、夏のように陽射しの強い日さえあるこの季節。草花も虫や動物も人も、心が開いて空を見上げる。そんな時はおむすびでもかごに入れて、野山へ出掛けたくなる。外へ、外へ。心に大事なもの、ひと粒ひと粒、きゅっと丁寧に結んで。きっと素敵な出逢いが待っているに違いない。ああ、それにしてもおむすびって、どうしてこんなに幸せな気持ちになるのだろう。パンも大好きだけれど、やっぱりお米には敵わないと、私は思ってしまう。シンプルがいい。温かなスープで朝の身体に元気をもらって、さあ出発です。

今回は「山椒味噌と山椒くるみ味噌」のレシピをご紹介します。
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本日の書籍紹介:藤井巌(ふじい・いわお)さん(会社経営・ニュージーランド在住)

今日は、皆さんと共にシェアする本として、2冊紹介したいと思います。

MBBC_03_book_1.jpgBook1:遠藤周作『沈黙』新潮文庫、1981年。

私は高校時代、親元を離れて男子校の寮で生活をしました。進学校ということもあり、管理の厳しい寮でした。三畳足らずのコンクリートむき出しの壁の部屋に閉じ込められ、毎晩部屋の前に整列して点呼に応じ、深夜12時には電燈どころかコンセントの電源も切られます。

そんなに勉強に熱心でなかった私が、高校時代に思っていたことは、ここから出たいということでした。鹿児島の片田舎から、そして日本から。友達は壁にアイドルのポスターを貼っているやつがほとんどでしたが、私はユーラシア大陸の大きな地図を貼って、それを毎日眺めていました。そんな時に出逢ったのが、この本です。

「沈黙」はキリスト教の話ですが、私にとっては「異文化」の衝突についての、とてもリアルな疑似体験でした。異文化の融合、どうしても受け入れ得ないこと、時代の流れ、そしてその中の「命」。この本の中には、たくさんの「痛み」があります。高校生だった私には、その「痛み」が肌に感じられ、心に衝撃が走りました。

MBBC_03_book_2.jpgBook 2:植村直己『青春を山に賭けて』文春文庫、1977年。

頭がいい人であればあるほど、「できない理由」を考えてしまうと思います。考えれば考えるほど、「理由」がたくさん見つかってしまいます。そして、いつのまにか自分の世界をどんどんと狭めてしまうことになります。

植村直己さんは、驚愕するほどの体力と精神力、そして知力を兼ね備えた日本が生んだ素晴らしい冒険家です。ただ、私が考えるには、彼の一番すごいことは、「本当にやりたいこと」に対する行動力です。

「できない理由」を凌駕してしまうほどの、情熱です。「できない理由」は、自分自身の問題だけではありません。「そんなことをやったら危ないでしょ」と、こどもに諭すこと、それ自体も言葉を変えた「できない理由」です。

行動半径を狭め、興味の対象を限定する。効率化にはつながるかもしれませんが、多様化、深層化とは逆の方向を生んでいます。「やりたい」が、「できない」を超えること、その大切さ、その必要性を感じる一冊だと思っています。

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Matsumoto BBC vol. 03 を終えて

今回はゲストとして、ニュージーランド在住の藤井さんも参加してくれ、本の紹介もしてくれました。MBBCでは、こうした形で、「外からの刺激」を心地よく感じる場になってくれたらいいなと思っています。松本の人と外の人が出会って、美味しいコーヒーや朝食をシェアし、共通の朝時間を過ごすことは双方にとってプラスの影響を与えるのではないかと期待もしています。藤井さんとの出会いをきっかけに、いつか実際にニュージーランドを訪れる参加メンバーが出るかもしれません。その人は、また斬新で興味深い視点を松本の街に持ち帰ってくれることと思います。オフラインでの出会いの可能性を改めて確認できた、そんな朝でした。

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