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MBBC_02_coffee.jpgCoffee:モカ・イルガチェフェ

「モカ」は港の名前(イエメンにあるモカ港)です。「モカ・イルガチェフェ」は、シダモ地方のイルガチェフェ地区の名前。例えばお米で言えばいわば「こしひかり」でも新潟産、さらには魚沼産、という格付けのようなものだそうです。コーヒーの語源は、「カフア」アラブ地方の言葉で「ワイン」という意味。モカを飲めばこの語源の意味がわかる、と珈琲焙煎萩原さんも言います。モカは酸味のある品種の豆、という印象をお持ちの方も多いと思いますが、この豆は酸味というよりはフルーティーな香りという印象。とにかく豊かな香りがふわーっと一瞬で広がります。香ばしくコクのある中にドライフルーツのような強い甘味が特徴です。

松本市岡田にある「珈琲焙煎萩原」さん
~生産者の顔が見えるコーヒー豆~
取り扱っている珈琲豆は、店主萩原さんの師である〈有限会社 協立〉代表の川田長生氏が全て指定農園もしくは指定農協との直接取引で買い付け、厳選された上級等級・格付けの豆のみを使用。さらに全て低農薬・低化学肥料もしくは有機栽培で栽培され完熟豆のみを手摘みで収穫されていてまさに極上の高品質生豆です。その豆たちを萩原さんが情熱と愛情を注いで確かな技術で丁寧に焙煎されています。
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MBBC_02_breakfast.jpgBreakfast:Sprouting(芽吹く)

・自家製酵母パン(じゃがいものフォカッチャ)
・うどとゴボウ、スプラウトの醤油麹マヨ
・菜の花とせりのふきみそごま和え
・新じゃがいものクミンとセルフィーユオイル和え
・柑橘とにんじんのサラダ
・新たまねぎときのこのポタージュ→ レシピはこちらから

4月。いよいよ草花も一斉に目覚め、あくびをしながら空に向かってぐ~~んと手を伸ばしているかのよう。桜が街中を優しく明るく彩るのを皮切りに、あちこちで色々な花が咲き始め毎日どんどん緑が増えていく。そしてひとも動物も動き出したくなる。そんな朝は、冬の間溜まった余分なものを外に出すお手伝いをしてくれる春野菜をたっぷりと。苦味もそのままいただいて、元気に出発しましょう。はじまりの季節の、はじまりの朝。

今回は「新たまねぎときのこのポタージュ」のレシピをご紹介します。
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MBBC_02_book_1_2.jpg本日の書籍紹介 1:牧田直哉(まきた なおや)さん(会社員)

前回のMatsumoto BBCに参加し、2つのことが印象に残った。1つは、菊地さんがおっしゃっていた「どの本を読んでいいかわからないという学生さんがいたら、まず、丸善で端から端まで背表紙を見ておいで」とアドバイスしているという話。もう1つは、小昏さんがおっしゃっていた「旅をすることで、生活に(いい意味での)ノイズを入れることができる」という言葉である。自分なりに、感じた両者の共通点は、「待っているのではなく、自ら動き、掴む」だと解釈した。

その上で、今日は2冊の本を紹介したい。なお2冊目の本は偶然にも数年前「丸善で端から端まで背表紙を眺め」て選んだ本だ。

Book 1:野坂昭如「子供は火事の子」『死刑長寿』文藝春秋、2004年。

1冊目は、野坂昭如さんの『死刑長寿』である。この中に収録されている、「子供は火事の子」が印象に残った。最近では、オール電化の家も増え、「火」を直接見る機会が減っている。

話の中に、「火とは知らずにバースデーケーキのロウソクを手で掴んでしまった子供」のエピソードが出てくる。思えば現代は、学びのない暮らしが広がっている。リアル体験が減っているということかもしれない。失敗も含めた火の体験から得る学び、という種類の学びが減っているのではなかろうか。

Book 2:雑誌『KAMINOGE Vol4』(東邦出版)

2冊目は、『KAMINOGE』というプロレス雑誌である。この雑誌で語られているのが、アナログレコードとCDを期せずして聞き比べた体験、遠ざかっていたプロレスを久しぶりに観戦した時に感じた物々しさだった。

ライブか非ライブか。意外と重要なキーワードではないかと思う。エンターテイメントは、視聴環境によって感じ方が大きく左右されると思う。僕らは一体何を求めているのか。「情報」なのか「娯楽」なのか。情報が溢れる世の中にあって、ライブの価値を改めて考えさせられた。

手に入れられる情報は増えた。覚えていなくても調べればすぐにわかる。でも、まだ、五感を刺激してくれるような電子デバイスはない。「憶える」ためには、ナマで直に触れることが大切だと思う。2冊の本から、そんなことを考えた。
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MBBC_02_book_3_4.jpg本日の書籍紹介 2:山崎明美(やまざき あけみ)さん(大学教員)

今日は、あまりかたくない本ということで、2冊を紹介します。

Book 3:ジェニー・ロジャース『おとなを教える:講師・リーダー・プランナーのための成人教育入門』学文社、1997年。

この本は、社会人で大学に入学した30歳くらいの時に、同じ社会人学生の同級生に教えてもらった本。その後、大学教員として社会人経験のある学生への講義、企業で部下を持った時、大人向け講座など、様々な場面で繰り返し読み返しました。

この本を何度も手に取ることができるのは、ただのハウツーものなのではなく、対人関係の本質を踏まえたコミュニケーション論としても読めるからだと思います。全編を通して、語られているのは、大人に対する時こそ、その人の生きてきた軌跡を否定しない、プライドを尊重する、ということです。実社会でもこれはとても必要なマインドで、さまざまな場面で体験することなのではないでしょうか。言い換えると、相手をよく知ることですね。

余談ですが、これは、実は恋愛関係や男女関係のコミュニケーションに通じます。銀座のホステスさんは、男性との円滑なコミュニケーション術として3つのキーワード、「すごい!(または、さすが!)」「こんなのはじめて!」「すてき!」を活用するのだとか。これ、言われたら、女性も男性も気持ちよくなるのでは?

Book 4:中沢けい『海を感じる時』講談社、1978年。

2冊目は、中沢けいさんの『海を感じる時』。この本は、自分が中学3年生の頃に読んだもので、タイトルを見て、イメージで買った本です。そして、なぜだか、強く印象に残っている本です。その当時、読んだ印象は、どろどろしている感じで、もしかしたら読むこと自体、少し背伸びをしていたのかもしれない。

逆に、30代、40代の頃はまったく読む気がしませんでした。本には、読まれるべきタイミングというものがあるとも思えます。中学3年の自分にとって、惹きつけられる内容だったのかもしれません。

今、大学生を教えていますが、学生と接していると父や母といった「親からの支配」から抜け出せないのかな、という人がけっこういるように思います。そんな学生を見ながらも、たまに思い出す本です。

30代、40代の頃に、この本はちょっとうっとおしく、その頃面白かったのは何といっても「Sex and the City」(アメリカのドラマ。映画化もされた)。イタくもあり、励まされもし、ちょうどその頃の自分にリアルに重なりました。機会があれば、今の20・30代にもぜひ。
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Matsumoto BBC vol. 02 を終えて

第2回目のMatsumoto BBCも無事に終了しました。寒さも和らぎ、早起きも気持ちのよい季節になってきました。太陽の光も、すっかり春の様子です。本日のお料理のテーマは「芽吹く」でしたが、この季節は春〜夏にかけて生命力溢れ、一気に成長していく時期。お料理からも、コーヒーからも、紹介してもらった本や、その後のディスカッションからも、たくさんのエネルギーを頂きました!

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